旧:おすしが食べたい妊婦

2021年6月、男児うまれましたー おすしは解禁しております

出産~入院レポ① 出産当日:破水は突然に

「産休飽きてきたかも~w」

 

そんな投稿をした6月2日の深夜には、1ミリも想像していなかった。

 

 

まさかその翌日、出産することになるとは。w

 

 

百聞は一見にしかず。

いろんな人の経験を聞いてきたけど、出産って本当にその通りだな~と改めて感じる。

 

ということで、「出産して初めて知ったこと・印象に残ったこと7つ」と題して、

出産直前から当日までの記録を残します!

 

 

【その1】妊婦本人の「まだ産まれなさそう」はあてにならない

 

出産前日の6月2日(予定日17日前)は、

育休中の同期とホテルでアフタヌーンティー

その後元気があり余っていたので、大手町から八重洲まで1kmぐらいお散歩。

 

「こんだけ軽快に歩けるし、しばらく生まれる気しないなー。40週越えそう…」

とのん気に思っていた。

 

その晩、例にもれず眠れなくて、

ブログを書いたりスマホをいじったりでAM6:00になろうとする頃。

 

 

 

ぱしゃっ

 

 

 

「ん?」

 

お股で小さな水風船がはじけたような感覚…

 

「もしや、破水…??」

 

トイレに行って確認すると、透明でさらさらした水で下着がぬれていて、察した。

 

 

【その2】本人は意外と冷静、夫はアワアワ

 

私「破水したかも。でも分かんないからいったんひとりで病院行くわ」

 

夫「え、まじで(;゚д゚)

 

私「えーっと、直前に荷物に入れるのは、充電器と、母子手帳と、メガネと…」←チェックリストを見ながら

 

夫「え、ほんとに破水なの」

 

私「わかんない、もしかしたらただの尿漏れかも。w でも今もちょろちょろ出てる感じある」

 

夫「え、まじで!…確かに今調べたら、ちょろちょろ出続けるのは破水っぽい」←すぐ検索するリサーチ魔

 

私「そっかーw 今日産まれちゃうかもw」

 

夫「えっと、どうしたらいいんだっけ(;゚д゚)」←アワアワ

 

私「病院に電話するね」

 

まだ陣痛らしき痛みがなかったのもあるけど、自分でも意外だなと思うぐらい冷静で、

 

(今日同期とランチの約束してたから、もし入院となったら連絡しなきゃなー。お店にもキャンセル連絡しなきゃ。明日は友達と餃子食べにいく約束してるけど無理だなー。昨日のアフタヌーンティーが最後の晩餐だったか…)

 

とか考えていた。

 

病院へ連絡したところ「来てください」と言われたので、登録していた陣痛タクシーを呼んで病院へ。

結局夫もついてきてくれることになった。

 

タクシーの運転手さん、痛みに必死で耐えてる妊婦がくるかと思いきや、乗ってきた妊婦は後部座席で夫と普通におしゃべりしてたから、拍子抜けしたかも?w

 

夫「会社に休みと朝いちの業務の引継ぎ連絡しなきゃ。あれ、なんかこんな時にシステムがいつもと違う動きしてる、なんでだ…」←スマホ操作しながらアワアワ

 

私「なんでだろうね。落ち着いてw」

 

隣に座っている夫が一生懸命休みの対応をしてる横で余裕な自分がいるのがおもしろくて、自撮りしたw

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【その3】陣痛と陣痛の間は意外と余裕ある

 

6:40ごろ病院に到着し検査したところ、やはり出ていたのは羊水だったので入院が確定。と同時に、陣痛も発動!

 

お腹にモニターをつけ、しばらく横になって陣痛の大きさと間隔を測る。

陣痛の間隔が10分おきになるまで待機が必要ということだったが…

 

看護師さんに「あ、もう10分おきになってますねー!」と言われ、そのままとんとん拍子で7:45ごろ分娩室に移動。

(ちなみに、私の病院は夫のみ立ち会い&面会可だった)

 

陣痛の痛みは、まさに下痢みたいな感じ(すいません)でキューっと下腹部がするどく締め付けられ、「あたたたた…はぁぁぁー!」という感じになるのだけど、

痛みの波に耐えると普通の状態にまた戻ってくる。

 

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分娩台に乗る前、窓際で余裕をこく私。

 

いざ分娩台に乗っても、

 

陣痛の波が来てるとき:

「くぅ~~痛いぃ~~痛いよぉ~~~…(+_+)」

 

波が去った後:

「今日産まれちゃうなんてビックリだよね!(・∀・)あ、予約してるレストランにキャンセル電話お願いしていい?

 

波の再来:

「はぁぁぁー!!くぅぅぅぅ~~‥‥(TдT)」

 

去った後:

「オレンジジュース飲みたいなー。もう飲み物飲んじゃダメなんだっけ?」

 

みたいな感じで数分ごとにコロコロ様相を変えていたので、夫は苦笑い。w

 

 

【その4】緊急帝王切開の説明は、陣痛に耐えながら

 

10:00前になり、いよいよ痛みの頻度が高くなってきた。今回の出産では無痛分娩を選択していたので、背中から細いチューブを通し体内へ麻酔を入れる処置を実施。(麻酔科の先生が行う)

 

すると、ここまでとんとん拍子で進んでいた分娩に暗雲が立ち込める…

 

胎児が少々苦しい体勢になっており、陣痛のたびに心拍が下がっていることが判明。

 

このままお産の進み(=子宮口の開き)が遅ければ胎児が危険にさらされるリスクがあるとのことで、11:40ごろ予期せぬ帝王切開の可能性が急浮上。

 

さすがにこの状況で「帝王切開しないとダメです」と言われれば、もはや先生に身をゆだねる以外の選択肢はないのだが…

 

「あ、分かりました」と物分かりのいい感じで返事しつつ、実際はお腹を切る心の準備ができていなかったので若干動揺(・ω・`;)

 

とりあえず胎児の位置をうまいこと動かすため、私の体勢を変えてみることに。左向き・右向き寝に加え、最後は四つんばいにさせられた。

 

麻酔はまだ完全に効いてはおらず、痛みに耐えながら四つんばいになっていると、産婦人科の先生が書面を持ってきて帝王切開の手順とリスクの説明を始めた。

 

説明はたぶん3分ぐらいだったと思うのだが、ただでさえ重いお腹で必死に四つんばい体勢を取っていることに加え、陣痛がやってきている中での説明はやたら長く感じた。(先生の説明への相槌も徐々に適当に…)

 

心の中では、

(こんな体勢になってるのに、その説明フルで今聞かないとだめですかね!?)

という気持ちでいっぱいだったけど、まあ緊急だから仕方ない。今思い出しても異様な光景だった気がする。

 

そして体勢チェンジを頑張った結果、12:15ごろに胎児の心拍が安定し、子宮口も7cmまで順調に開いていった。

 

13:00には子宮口が全開になり、帝王切開を回避して経膣分娩で進めることに。(ほっ)

 

助産師さん「もう頭が見えてるよ!15:00には産まれるね」

 

 

【その5】麻酔が効きすぎると、できるのは顔芸

 

そのころは麻酔がめちゃくちゃ効いていて、陣痛も胎児が出かかっているのもほぼ感じず、寝不足に伴ってうとうとしちゃうぐらいに。

(私が大げさに痛みを申告したせいかもしれないけど、本来は妊婦自身がいきむ力を残すため感覚は少し残すらしい。)

 

そんなこんなで14:20ごろ、いよいよいきみ開始!

 

陣痛の波が来てお腹が張ったときにいきむ、の繰り返し。ただ、私はもう痛みがほぼ感じられなくなっているので、「今お腹張っているよ!」と助産師さんに言われたらいきむ。

加えてお腹の張り同様、いきみの感覚も麻酔で分からなくなっている…

 下半身が自分のものじゃないみたい。

 

とりあえず毎回息を止めて必死な顔を作り、「これが下半身にも伝わっていますように…」と祈った。

 

そんな感じなので、「うん!上手にいきめてるよ!」と言われても、「ほ、ほんとに…?」という感じで、まるでテスト勉強してないのに思いがけずいい点を取っちゃってるような気持ちだったw

 

14:44、いきみを繰り返し、とうとう出産。

 

 

んぎゃあ、んぎゃあ~~

 

 

「はい!産まれました!」と赤ちゃんを取り上げてもらい、その小さな体で必死に泣く姿を見たら…自然と涙が出てきた。( ;∀;) 

 

その瞬間、「私はこの小さくて必死に泣く生き物のママなのだ!」と自分の中のママスイッチが入り、母性があふれ出てきたのを覚えている。

 

 

【その6】胎盤、でかい

 

赤ちゃんが出た後は、お腹を押して胎盤を出すのだけど、出てきた赤黒い胎盤が想像以上に大きくてビビった。銀色のバットに載せられたプリプリのレバーみたいなそれは、ほんとにでかかった。。

(500-600gあるらしい)

 

 

【その7】無痛分娩は当日余裕、翌日は…

 

無痛分娩のおかげで、出産後もかなり元気でぺちゃくちゃしゃべっていた。(強いて言えば、麻酔の影響で体がかゆくなったのがちょっとやだったぐらい。)

友達に報告LINEする余裕もあった。

 

「やっぱ麻酔ってすごいな~!2人目を産むなら絶対また無痛だな~!」

なんて思いながら、病院の個室で夕ご飯をモリモリ完食。

 

だが、その時私はまだ知らなかった。

麻酔が切れた翌日、本当に受けたダメージを感じることになるとは…w

 

 

<出産~入院レポ②に続く予定!>